エレクトロニック・フライト・バッグを使用した運航をスタート
~回転翼航空機航空運送事業者で国内初搭載~
2022年7月4日
東邦航空株式会社
東邦航空株式会社(代表取締役社長:宇田川雅之)は、本邦回転翼航空機航空運送事業者では初めてエレクトロニック・フライト・バッグ( 以下、EFB *1 )を導入いたしました。
当社は予てより国土交通省東京航空局のご指導をいただきながら、イタリア・レオナルド社製AW139型ヘリコプターにおけるEFB使用に関する準備を進めてまいりましたが、この度、使用承認をいただくことができました。今後はタブレット端末により、操縦士が コックピット内にて使用する紙マニュアルをデジタル化し、安全運航の強化を図ってまいります。
このEFBはコックピット内にて電子化したマニュアル等の閲覧を可能とするシステムであり、コックピットスペースを有効利活用し、航空機運航時のパイロットの作業量を軽減することにより安全性の向上を目的として導入いたしました。本EFBにて使用するアプリおよび端末の管理体制の策定や、関連規程の策定、パイロット・運航管理従事者の訓練 などを経て、このたびEFBを使用した運航の使用承認をいただくことができました。
現在、当社ではAW139型ヘリコプター1機を航空運送事業機として運航しております。また年内にはもう1機のAW139型ヘリコプターが伊豆諸島の定期路線である 「東京愛らんどシャトル」の新型式機として路線就航を計画しております。伊豆諸島の皆さまの生活路線である「東京愛らんどシャトル」の運航安全性の更なる品質強化を図ってまいります。
東邦航空株式会社は、今後も引き続き航空機の運航における安全性向上はもとより、積極的なテクノロジー導入等を通じ、企業理念である『安全安心信頼を基礎に健全なる企業活動を通じて社会に貢献する』企業として、日々取り組んでまいります。
*1 EFBは、操縦士向けのマニュアル等をコックピット内において電子的に表示する機器の総称です。
本件に関するお問い合わせ先
〒136-0082
東京都江東区新木場四丁目7番51号 (東京ヘリポート内)
東邦航空株式会社 運航部 冨上・吉田・奥 TEL 03-3522-3020(代表)
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