東京愛らんどシャトル 就航20周年

平成25年8月29日、八丈島空港にて平成5年8月の運航開始以来、就航20周年を迎えた「東京愛らんどシャトル」の記念式典が当社八丈島事業所格納庫にて開催されました。

式典には地元山下八丈町長、菊池青ヶ島村長、広瀬御蔵島村長、梅田利島村長はじめ、東京都議会議員三宅正彦先生、東京都島しょ振興公社理事長でいらっしゃる石野田神津島村長、東京都庁の皆さま、同公社松村事務局長ら関係者、約100名で盛大に行われました。まず石野田島しょ振興公社理事長、当社宇田川社長、東京都議会議員三宅正彦先生、和田八丈支庁長の祝辞のあと、山下八丈町長の発声による乾杯が行われました。地元八丈町出身の菊池陽太機長と、朝倉恒久整備士にはミス八丈島の大澤純子から花束が贈呈されました。

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当社社長の挨拶

ご紹介をいただきました東邦航空の宇田川雅之でございます。本日はご来賓の皆様方には大変にご多用中、またご遠方より「東京愛らんどシャトル就航20周年記念式典」にご臨席を賜り、誠にありがとうございます。心より厚く御礼を申しあげます。

ただ今、東京都島しょ振興公社理事長でいらっしゃいます石野田神津島村長さまよりお話いただきましたとおり、「東京愛らんどシャトル」は平成5年8月25日の運航開始以来、国内唯一のヘリコプターコミューターとして運航してまいりましたが、このたび就航20周年を迎えることができました。これも偏に、この事業に多大なご指導ご支援をいただいている東京都庁さまはじめ東京都島しょ振興公社の皆さま、三宅先生、国土交通省航空局など多くの関係諸機関のご担当者の皆さま、そして何より各島の皆さまの日々のご協力あっての20年間であったと心より感謝申し上げる次第です。先ほどの当社オペレーションセンターからの報告によりますと、8月29日現在、ご搭乗いただきましたお客さまは313,599名さま、総飛行時間は20,511時間とのことでして、飛行距離にすると492万キロメートル、地球を約120周した計算になります。

皆さまもご存知のとおり、「東京愛らんどシャトル」はここ八丈島空港を基地として南は青ヶ島、北上して御蔵島、三宅島、利島、大島の6島を結ぶスカイハイウェイシャトルでございまして、就航3年後の平成8年9月からは通年365日運航を行っております。昨年11月13日にご搭乗30万人目のお客さまを三宅島ヘリポートでお迎えすることが出来ました。現在は1年間で約18,000名のお客さまにご利用いただいております。運航開始時にはフランス製のアエロスパシアル式AS365型を運航機としておりましたが、平成13年より現在の米国製シコルスキー式S76型を運航機として使用しております。どちらの型式も劣らず素晴しい機体です。しかしながら、どんなに優れたヘリコプターや運航整備技術もお客さまに満足いただけなければ、お客さまに喜んでいただかなければ、何の意味もありません。私たちはいつもお客さまの声に耳を傾け、皆さまの良きパートナーとして日々の生活のお役に立ちたいと望んでおります。

これからも私たち東邦航空は運航の安全確保に万全の体制で臨み、「東京愛らんどシャトル」が、これからも引き続き30周年、40周年と島の皆さまにとって便利で快適な信頼の翼であり続けますよう全役職員で努力して参ります。今後とも「東京愛らんどシャトル」への皆様のご支援、ご指導をお願い申しあげまして、本日の就航20周年記念式典の私からのご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

以上